矢田寺

矢田寺は正式名称を金剛山寺といい、寺伝によると、天武天皇の御願により入唐僧・智通により創建したとされ、当初の御本尊は十一面観音像でした。
平安時代初めに、満米上人が地蔵菩薩(平安時代・重要文化財)を本尊として以降、地蔵信仰の中心地として栄えてきました。「矢田の地蔵さん」として親しまれ、本尊をはじめ、境内にも本尊と同形式の錫杖を持たない地蔵菩薩の石仏が多く、中でも室町時代の作とみられる「味噌なめ地蔵」は特に有名です。
眼下に奈良盆地が広がる境内には、約60種約1万株のアジサイがいろとりどりに咲き誇ることから「アジサイ寺」の別名もあります。毎年6月1日~30日の間は、さまざまに色を変える花を楽しみながら、本堂の特別拝観もすることができます。

基本情報

所在地
奈良県大和郡山市矢田町3506
拝観時間
8:30~17:00
*6月1日~30日の本堂特別拝観・閻魔堂特別開扉は、9:30~16:30まで(拝観受付は16:00まで)
拝観料
無料
※6月1日~30日のみ有料 大人500円、小学生200円(団体割引の設定無)
アクセス
近鉄郡山駅より奈良交通バス「矢田寺前」行乗車
*アジサイの季節には、近鉄郡山駅及びJR法隆寺駅より奈良交通バス「矢田寺」行臨時バスが運行されます。
TEL
0743-53-1445
公式ホームページ
http://www.yatadera.or.jp/