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中宮寺と中宮寺跡

「中宮寺」は、聖徳太子が、母の穴穂部間人皇女のために建立したと言われていますが、斑鳩町には「中宮寺」と名がつく場所が二ヶ所あります。
一つは「国史跡中宮寺跡」。飛鳥時代に創建されたと伝わる場所で、発掘調査により、金堂基壇が見つかっています。現在は「史跡中宮寺跡公園」として、特にコスモスの時期には、多くの人が訪れます。
史跡 中宮寺跡

もう一つは、現在の「中宮寺」で、史跡中宮寺跡より西に約400mの場所にあります。
国宝である菩薩半跏思惟像(伝如意輪観音菩薩)は、世界三大微笑の一つと言われ、あまりにも有名です。頬に右手をあて、右足を組み、優しい微笑みを湛える姿は多くの人を魅了しています。
また、春には、美しい山吹の花が、本堂へと導いてくれます。
中宮寺