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法隆寺の宮大工

法隆寺の西隣にある西里は、古くから法隆寺を支える大工集団の里であったといわれています。
特に、中井正清は法隆寺大工の棟梁にして、豊臣秀吉の大阪城築城に関わり、その後徳川家康に仕え京都の伏見城・二条城、東京の増上寺・江戸城の天守・本丸など数々の事業に棟梁として関わりました。
また、西岡常一は、「法隆寺の鬼」「最後の宮大工」としても知られています。木の性質にこだわり、修理にあたっては、飛鳥時代の工具を再現して使用し、法隆寺の昭和の大修理や、法輪寺三重塔・薬師寺金堂と西塔の再建などを、見事に成し遂げ、古代建築技術の復活に貢献しました。
なお、西岡常一棟梁の大工道具は、法隆寺iセンター2階で、常設展示されています。

法隆寺iセンターについて