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斑鳩大塚古墳 〈小吉田・五百井周辺エリア〉
昭和29(1954)年に行われた、墳丘上に設置する忠霊塔(揮毫者:法隆寺第124代管主・佐伯良謙師)の建設工事の際に、埋葬施設が発見され、古墳であることが判明しました。
その後、平成25~29(2013~17)年に、奈良大学と斑鳩町教育委員会が共同で調査を行った結果、直径43mの円墳で、東側に幅約11.5m、長さ約3.4mの張り出し部をもつことが確認されました。さらに、幅8.9m、深さ約80㎝の周濠をもつこと、円筒埴輪や形象埴輪が樹立されていたことも確認されており、5世紀前半の築造と推定されています。
副葬品については、発掘調査で木棺西端から鉄剣・鉄鏃が確認されました。また、正確な出土地点はわからないものの、棺中央に斜縁二神二獣鏡・短甲・頸甲・肩甲、東端に四獣形鏡・管玉・石釧・筒形銅器が位置していたとされています。
基本情報
- 所在地
- 〒636-0113 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺南1丁目8-38
- アクセス
- JR大和路線法隆寺駅下車 徒歩約15分